山の天気は変わりやすいといいますが、富士山を登山していると、天候の急激な変化を目の当たりにします。そのため防寒・雨対策は重要です。
このようにきれいに晴れわたって山頂まできれいに見えている状態でも、
風とともに雲が近づいてきたと思ったら、あっと言う間にこのようにあたり一面真白くなって雲に包まれていまいます。
登山中には雲や雨で数メートル先が見えにくくなることがあります。
そうなると気温は下がり、寒くなってきます。雨が降っても山小屋以外では雨宿りするところがありませんので、レインウェアが無ければ体が濡れて低体温症になることもあります。そのため出発時には晴れていても、必ず防寒・雨対策のための、防寒着とレインウェアは必需品です。
防寒着とレインウェアの選び方
富士山山頂では真夏でも氷点下まで下がることがあります。さらに風が吹くたび体感温度がさらに低下します。そのため防寒着は真冬なみの気温にも耐えることを想定して選びましょう。
防寒着
登山となると何枚も防寒着を持って行くのは負担になります。そのため1枚でもあたたかくて軽いもとしてダウンジャケットがおすすめです。
薄手のダウンジャケットならたためば、ジュースの缶程度の大きさです。軽さも200グラム程度と非常に軽量なので、負担にもなりません。薄手のダウンジャケットの上からレインウェアを重ね着すれば保温力は抜群でかつ、薄手なので動きやすく快適です。
登山靴と比べてみると小ささが分かります。実際にはまだ空気を含んだ状態なので、バックパックに入れてその上から荷物を入れればまだ体積が少なくなります。このダウンジャケットは重量360グラムです。
また、ネックウォーマー、ニット帽、グローブもあれば、首筋、頭、手首からの寒さも防ぎますので、グッと保温力がアップします。さらに小さい使い捨てカイロも一つ持っておけば体を冷やさずにおけます。
レインウェア
レインウェアは雨を防ぐだけでなく、防寒や防風対策としても必要です。最近では速乾・防水・透湿性能を持ったハイテク素材で作られたレインウェアも多く販売されています。これらは非常に軽量で動きやすいのが特徴です。