富士宮口ルートから下山するルートは、そのまま富士宮口ルートを戻る方法と、御殿場口ルートを戻る方法がありますが、今回のツアーでは御殿場口ルートを行く方法で下山しました。
御殿場口ルートには、大砂走りと呼ばれる所と宝永火口、宝永山をまわることができます。また皇太子様が登山したプリンスルートというところも通ることもできます。
御殿場口ルートは山小屋が少なくて、初心者には向いていないルートですが、下山するには初心者でも問題なくおりることができます。ここから富士宮口ルート新五合目のバス出発地点まで4時間ほどかけて下山することになります。
富士宮口ルートや吉田口ルートと違い、登山初心者やツアー客が少ないので下山中は登山者とのすれ違いもかなり少なく、快適に下山できます。
八合目の山小屋跡地です。御殿場口ルートはここから山頂までは山小屋がありません。
八合目は標高3,400メートル地点です。下山は山頂から1時間もかからず下りてきました。
このあたりから下の方を見ると少しずつ植物が生えてくるのがみえます。
7合九勺目、標高3,040メートルの砂走館で休憩です。
ここから宝永火口の入り口まで「大砂走り」と呼ばれている砂や砂利が積もった一直線の登山道です。砂ほこりをあげて一気に駆け降りることができますが、足首から砂が入るのを防ぐスパッツとマスクは必需品です。
「大砂走り」の先に見えるのが宝永山です。宝永山の右側凹んでいるところが宝永火口です。
宝永山には大砂走りから頂上まではほとんど登らずに歩いて行けます。「下り六合」の道しるべから「馬の背」と呼ばれる尾根つたいに登ればすぐ宝永山です。
宝永山の山頂です。
宝永山から宝永火口を見たところです。
宝永山の山頂から引き返し馬の背から宝永火口に下りていく道がプリンスルートと呼ばれています。
宝永火口の底は落石が多く、大きな岩がいっぱい転がっています。
ここから富士宮口ルートの六合目までは15分ほどで着きます。
富士宮口ルート六合目から新五合目まで下りてくれば出発地のレストハウスです。帰りのバスが駐車場で待ってくれています。
ここからバスに乗って温泉と昼食に向かいます。