高山病やケガなど、さまざまな理由で登山できなくなった場合、リタイヤをするかどうかを決断する必要があります。
登山ガイド付きのツアーは、一般的に登山グループの先頭に登山ガイドが歩き、グループの最後に添乗員がつきます。登山中のグループ内での遅れは問題ありませんが、最後に歩く添乗員より大きく遅れる場合は、登山ガイドや添乗員の指示に従う必要があります。
先に進めない状態になった場合には、早めに登山ガイドに相談しましょう。リタイヤの決断は自分自身の判断になります。自分では山頂まで行きたいからと言っても、どうしても先へ進めなくなった場合は、登山ガイドからリタイヤを勧められます。
ツアーなどの場合は、下山後のバスの出発時間が決まっているため、遅れのあるまま先へ進むと下山できなくって、バスの出発時間に遅れることになります。そのためグループ全体に影響がでる場合は、リタイヤを勧告されます。
リタイヤする場合は、その近くの山小屋などに宿泊するか、バス出発地の新五合目まで引き返すことになります。バスの出発時間まで山小屋で宿泊などする場合は、実費負担となります。