山小屋について

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富士山には登山道の各合目に山小屋が点在しています。多くの山小屋では、休息や食事、トイレや宿泊などができます。特に頂上付近の山小屋は、過酷な自然から身を守ってくれるありがたい存在です。

富士山山小屋

通常、山小屋は予約してから宿泊になりますが、富士山登山ツアーには、山小屋での宿泊(仮眠)が含まれていますので、予約する必要がありません。

山小屋でのルールとマナー

山小屋は、旅館やホテルと違って登山者が守るべきルールやマナーがあります。以下のルールとマナーを守って快適に過ごしましょう。

富士山には水道が通じてませんので、水が自由に使えません。飲料水、トイレ、洗面などの水は有料もしくは使えません。もちろんシャワーやお風呂はありません。洗面所などがあったとしても最低限の水の使用を心がけてください。

飲料水

飲み水は、重さとの兼ね合いでから、500mlのペットボトルを2本~3本ほどザックに入れて持ってきてください。それ以外に必要になれば山小屋で有料で買うしかありません。価格は標高が上がるにつれて高くなります。九合目では500mlの水が500円です。

富士山山小屋

トイレ

トイレは基本的に有料です。ツアー客や宿泊客は無料です。山小屋のトイレは、通常バイオトイレとなっていてその維持運営費用として有料となります。一般的に200円ほど必要です。入口で管理人に渡すところや、電動ドアにコインを入れるところなど様々ですが、トイレ用に100円玉を何枚か持って行く必要があります。

富士山のトイレ

寝室

寝室は山小屋によって、和室や2段ベッドなど様々ですが、基本は相部屋です。混雑すれば男女も同じ部屋になることもあります。また寝具もふとんの場合と寝袋のところがあります。ふとんの場合、混雑時はふとん一枚で2人から3人寝ることもあります。最近では個室のある山小屋があるようですが、ツアーの場合はほぼ相部屋です。

ふとんや寝袋が気になる人は寝袋用のインナーシーツの持参もおすすめです。タオルやバンダナも持参すれば枕カバーにもなります。

富士山仮眠

仮眠時のマナー

基本的に相部屋なので、寝ている他の登山者の迷惑となるので、大きな音や話し声は気を配る必要があります。山小屋の多くは夕方到着順に夕食を済ませて、夜20時から21時頃に消灯です。そのため翌朝出発の準備や荷物の整理は夕食後すぐにしておきましょう。

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